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ワンちゃんの食欲は健康のバロメーターです。元気よく食事ができるということは、お口の中の状態も良好であると考えられます。その反対に、お口の中に違和感があるときは、私たちと同じように「食べたくても食べられない」という状態に…。お口の中の問題は食べる楽しみを半減させますので、しっかりとチェックしておきましょう。

お口の中の問題で多いのは、細菌によって引き起こされる炎症です。歯の表面に歯垢が付着してから大体8時間もすると、増えた細菌によって歯肉が炎症します。

これを歯肉炎といい、繁殖し続ける細菌がどんどん歯垢を厚くさせ、歯肉の中にポケットをつくってしまいます。いわゆる「歯肉ポケット」のことで、さらに炎症が進んだ場合は、歯肉ポケットの中にも歯石ができてしまうという結果に。

歯肉ポケットの中にできた歯石は表からは見えず、気づきにくいのが特徴です。動物病院で犬の歯石除去を受けずにそのままにしておくと、歯肉ポケットは深さを増して、歯の根っこが露出したり歯がグラついたり、歯肉が退縮する歯周炎が起こります。

歯周炎は歯周病の一歩手前の症状です。歯肉ポケットの中で繁殖した細菌が骨まで達すると、歯を支えている歯周組織が破壊され歯周病を引き起こします。

• 歯肉が赤く腫れてお口のニオイが強くなる
• 食事中に歯を気にするようになる
• 頬が膨らんで顔が腫れたように見える

このようなサインがワンちゃんに現れましたら、すぐにかかりつけの動物病院に相談をしましょう。歯周病が進行してしまうと、顎の骨がもろくなってしまいます。

ワンちゃんは大切な家族の一員ですから、歯周病になってしまわないように、歯ブラシによる口腔ケアを習慣化させることが大事です。

千葉の佐倉市で、完全予約制のデンタルケアを行っていますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

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